赤倉岳、井戸岳、大岳などの山頂付近には爆発で、山体の一部が吹き飛ばされた火口の跡が見られます。また、井戸岳の火口は直径200m、深さ80mに達しています。


 八甲田山には、山の麓を中心に様々な野生生物が生息しています。
ウサギ、ニホンカモシカ、タヌキ、リス、テン、オコジョなど様々な哺乳動物がいます。沢にはイワナなどの魚類が、また鏡沼などの水辺ではクロサンショウウオや木に産卵するモリアオガエルなどの両生類を見ることができます。


 秋になると八甲田山は昼夜の温度差が大きいため鮮やかな紅葉が見られます。
赤く紅葉するのはナナカマド、ヤマウルシ、ツタウルシなどで、
黄色に色づくのはブナ、ダケカンバ、ミネカエデなどです。


 湿原には、虫から栄養を取る食虫植物が生育しています。気温の低い八甲田は、枯れた植物などが分解されにくく栄養が乏しいのです。そこでモウセンゴケやムシトリスミレという植物は粘液を出して虫を捕らえ、養分を補給しているのです。


 雪田というのは、雪が吹き溜まり、遅くまで残っているところです。雪が解けると、ヒナザクラ、イワイチョウ、チングルマなどの花が次々に咲き短時間で実を結びます。


 毛無岱などの湿原の中には地塘と呼ばれる池があります。地塘は、いろいろな深さがあり、深さの違いで、ヒツジグサやミツガシワなどの様々な水生植物などが見られます。


 6月〜9月にかけて、湿原植物の大群落が楽しめます。高低差により上(かみ)、下(しも)に分かれています。


 山頂駅からは、約20分と60分の周回コースがあります。山頂駅は赤倉岳や大岳などへの登山口でもあり、北八甲田をすべりおりるダイナミックな春スキーの起点にもなっています。


 断崖に囲まれた荒々しい渓流。溶岩が固まるときに柱のようになった柱状節理が見事です。この岸壁は八甲田火山の基盤となっている岩盤です。水は酸性が強く魚が住めません。ホテル城ヶ倉または酸ヶ湯キャンプ場で入山届けを出し、ヘルメットを借りて下さい。(無料) ※現在、閉鎖です。


 小爆発火口によってできた沼で、奥の方では90℃の湯が湧き出ているため、常に湯煙を上げています。沼の周辺は硫気に強いハイマツ、ダケカンバ、アカモノなどが生育し、他とは少し違った植生です。


 八甲田山の麓の広々とした湿原で、春から秋まで折々の湿原の花に彩られます。木道が整備されており、1周約1時間で見て回れます。

★★ 登山観察コースの所要時間 ★★
@縦走コース(パノラマと高山植物)
ロープウェイ山頂駅−田茂萢岳−赤倉岳−井戸岳−大岳避難小屋−大岳−仙人岱−酸ヶ湯温泉−ホテル城ヶ倉
9.5km、約4.5時間
A大岳コース(湿原植物と大岳)
仙人岱−大岳−大岳避難小屋−上毛無岱−下毛無岱−ホテル城ヶ倉
(逆回りも可能です。)
8.5km、約4時間
B湿原最短コース(湿原植物めぐり)
ロープウェイ山頂駅−田茂萢岳−上毛無岱−下毛無岱−ホテル城ヶ倉
5.5km、約2時間

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